文献5(NIES-DP)は下記論文の発表日が現実の発表日より過去の日付に虚偽記載されている。「September 2008(2008年9月)」という発表日は虚偽で正しくは2011年8月である。

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図1 NIES-DPの発表日の記載 - 論文のキャッシュ

☆発表日を虚偽記載している証拠

上記の論文は2011年8月頃まで未発表で、現実に発行されたのは2011年8月23日頃です。

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証拠1投稿規定で定められた発刊手続き - 画像クリックで大に

こ の論文誌の投稿規定では論文をウェブにアップロードすることが発刊と明確に定められています。それ以外の形式、例えば紙面媒体での発刊は定められておら ず、複数の公的図書館のレファレンス担当者数人に調査してもらっても、2012年現在までこの論文を持っている図書館等は一つもなく、国立環境研究所の出 版担当も発行していない様子でした。

即ち、ウェブで発表していないことは未発表を意味します。少なくとも投稿規定に従えば未発表です。

上記論文は現在2008年9月発表ということになっていますが、本当にその時から発表済みだったのでしょうか?

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証拠2 2011年8月10日以前のNIES-DP公式ページ(論文発表の場所) - 画像クリックで大に

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証拠3 長期間未発表だったことの自認 
2011年8月23日以降のNIES-DP公式ページ - 画像クリックで大に

証拠2とリンク先のキャッシュを見ていただければわかるように、上記論文は2011年8月10日以前にウェブ発表されていませんでしたし、データもアップロードされていませんでした。しかも虚偽の論文タイトル及び発表日が記載されています。

さらに証拠2とリンク先のキャッシュを見ていただければわかるように、本来発表すべきだったのに長期間発表していなかったことは国立環境研究所も公式に認めていると考えられます。

従って、現実の発表日は2011年8月23日頃であり、2008年9月ではないと推測されます。

証拠3のキャッシュを見ていただければわかるように、この論文(NIES-DP)は現在は2008年9月発表ということになっていますが、証拠2を見ていただければわかるように、修正前は2008年10月と記載されていました。この点も虚偽ですが、なぜこのように記載されたのかも不可解です。

☆故意性に関する私見

証拠3のとおり、発表日が虚偽記載されたことに関して、故意か過失かの端的な言及はありません。

しかし、指摘事項#38,#39で述べたとおり、上記論文(NIES-DP)は未発表だったので本来2008年度の業績とならないにも関わらず、業績として記載されており、発表日の虚偽記載はあたかもこのような不都合さをごまかす効果を出しています。偶然こんなごまかし効果が出るのでしょうか?

さらに、調査によると、国立環境研究所にはこの不適切さについてきちんと指摘され、対応している最中に、この虚偽記載が行われたとわかりました。これは発表日が虚偽だとわかった上で事実と異なる日付を記載したという印象を受けます。

以上の理由から過失という理解は不自然な印象を持ちます。

☆絶対に改善してほしいこと

少なくとも上記論文(NIES-DP)の発表日は投稿規定に違反した日付が記載され、現実の発表日よりも過去の日付が記載されています。この論文は査読がな く、投稿後ほぼ即日発行されるものです。発行日はいつの時点から業績となるのかを示す上で基本的かつ重要な情報ですから、きちんと適切に表示してほしいと 思います。

いうまでもなく発行日は現実に公に発行された日、即ち読者が通常のやり方(webや図書館等での閲覧)できちんと閲覧できる状態になった日を指します。そういう情報をきちんと示すのは論文発行機関として基本的ではないでしょうか?

調査によると、国立環境研究所は指摘されても発行日を訂正していないとの事ですが、きちんと訂正してほしいです。